2024.04.17 07:43演劇の自意識「自分を見ろ」という欲求は、自分が既に満足するほどの注目を得ている人間には決して生じない。私はそんな人間が羨ましく、同時に酷く見下している。何故かと言うと、そんな常人には人の心を打つものなど何も作り出せないと思っているからである。私は何も作り得ない人間が恨めしく、しかしむしろ尊敬しているのである。己の欲求に手綱をかけられる人間は立派で、それでいてどこか欠けて...
2023.03.25 11:15感覚だけで書いたコスメ紹介の段〜はじめに〜使ってるコスメの紹介です。クソ長いです。読む気力のある人向け。列挙してるのはあくまでもオススメのやつです。(書いてないのも使ったことあったりする)(その上で使いやすかったやつを列挙してる)私はコスメオタクでもなければメイクオタクでもないし専門家であるわけもないメイクエンジョイにわか勢なので全て自分の体感です。「ちがうやろ!」って思ってもそっとして...
2023.03.04 11:13詩の詠み方についての持論以下は全て持論であり、決まっている定義などではない、と言うのを了解の上読んで欲しい。まず、詩とは。小説と何が違うのか。どちらも多くは文字による、言葉による表現である。小説にもリズムは存在する。小説にも表現の巧拙は大きく出る。詩でも句読点は付けられる。定型詩ならわかりやすいが、散文詩は小説と何が違うのか。私が思うに、それは決め打ちの一言の多さである。決め打ちの...
2023.01.17 06:28泥濘の夢に咲く物心ついてからこの方、記憶の続く限り、ずっと、夢だけを見ながらぼんやりと生きているような気がする。様々な夢を。叶わない夢を。非現実的な夢を。自分の中で育っていく醜い色で酷い腐臭のする夢だけをただ見つめながら愛しながら憎みながら、それだけを。それが正しくないことであることと、それが現実的でないこととをちゃあんと知っておきながら、まだ夢から目が離せないまま、じぃ...
2023.01.09 06:59長い袖と非日常成人式あらためはたちのつどいのために振袖を着た。高校時代と比べ服用中の薬の副作用で激太りしたため鏡を見た感想はかなしいかな「どすこい」であった。しかし散々迷って決めた大柄の月下美人は振袖の中で美しく咲き誇っている。モード系と言うのか、ほぼモノトーンの振袖に帯揚げなどで若干色を入れている状態である。これで私が細ければもっと美しく決まっていただろうになぁ、と思う...
2022.12.28 11:04「演じる」への依存TRPGのせいで人間関係が崩れた、みたいな記事を読んだ。それに対する感想ツイートで、「自分以外のものになりきることへの中毒感はすごい」みたいなものも読んだ。なにしろ演劇をやっているものだから、少しわかるな、と思ってしまったので書き散らそうと思う。「自分ではない何か」になる感覚。「自分」を消して、「誰か」になる感覚。これに、他では得られがたいものがある、という...
2022.07.23 06:54夏、はじまり、檸檬堂夏である。数日前、めでたく二十歳になり、酒と煙草が解禁された。喜び勇んで飲めるなら飲まねばと酒を数種類飲んだのだが、感想としては「苦い」であった。それなら今後もノンアルコールの方がマシである。初めての飲酒で酔いはしなかったが、限界量を知る必要もひとまずはあまりなさそうである。大学二年、夏休み。予定は旅行とバイトとサークルの三択。一つだけアナログで提出しなけれ...
2022.06.06 12:30朝に歓迎されたい朝に歓迎されてない、と思う。最近何のせいか三〜六時の間に一度は目が覚めるのだが、結局寝起きが悪いのでもう一度眠りにつく。そして五回ほど鳴らしている小刻みなアラームでゆっくりと目を覚ます生活をしている。もう少しすればサークルの予定上一週間ほど一限より早くに起きないといけなくなるので、きっとヒィヒィ言いながら布団を抜け出す生活になるが、とりあえずはまだ何度寝かを...
2022.01.13 05:19未明の意識最近、文章や絵をかいていないなと思った。そんな気力もなく、学校もバイトもあるからと言うのが言い訳だが、文章を書くという感覚を忘れてしまうことが怖い。なのでなにかを書こうと思った。しかし書くネタが無い。ならどうするか。自分のことを書くのが手っ取り早いのである。いつも通りの自分語りだ。特別なことは出てこない。考えてみれば、自分の人生にまともに向き合ったことがない...
2021.09.28 14:30石について石。鉱石。どちらかというと後者であるが、ここ数年傾倒しているもののひとつである。最近、近場の書店で鉱石のフェアのような、とりあえずそういう感じのものが開催されていたものだから、勢いで霰石とクォーツと天青石の標本をお迎えした。本当にかわいらしい。そのテンションで話していたが、石に対して「かわいい」と思うのはもしや独特なのか? と思ったので一筆したためることにし...
2021.09.04 13:38日記過去の自分に喧嘩を売った。何の話かというと、pixivに投稿した文章である。過去、確かツイートで「台本書きは小説ではない」「戯曲は二次創作でやるものじゃない」と呟いた記憶がある、し、探せばそれはきっと出てくる。今回、二次創作であるのに戯曲を書いた。演劇馬鹿が顔を出した結果である。実際、私は今回書いたものを小説とは呼ばないし、呼ばれたら訂正しに行きたいくらいの...