劣等感のばけもの

お茶を濁せるようなネタもないまま投稿しない日が少し続いた。毎日こういうのが書ける人は本当に偉大である。そもそも私のこれに需要はおそらくないけど。
今回のこれは、完っっっっっっっっ全にただの醜い感情の煮こごりである。その辺のドブより余裕で汚いので「は?メンヘラかよクソ」と思った方はこの辺でやめておいた方がおそらく健康に良い。多分そもそも表に出すべき話じゃない。が、公開しようがしまいが整理のつかない感情であるなら(おそらく自分の目に入るようには呟かれない)「わかる」がどこかで生まれればいいなと思ったので公開する。あーあこれだからメンヘラは。
まぁいいのだ。実際の反応を目視するまではあるとないとが同じ確率で存在するので。

劣等感の話だ。
どこかで軽く触れた気がしなくもないが、とにかくその話。同じものを擦り続けることに定評がある。(ない)
ここではやめるにやめられなくなってしまった創作活動のうち、絵を描くという行為にまつわることに絞った話をする。
どこかで言った通り、私には絵が上手い友人が結構いる。
中学の時に仲が良かった、美術系の専門学校に進学した友人。
美術部の展示会に出品したクソデカキャンバスの水彩画が賞をもらった友人。
SNSのフォロワー数が5桁だったり実際に依頼をされていたりあげた絵につくいいねが少し目を話したうちに何百も増えているような友人。
え?訳が分からん……
すごい人だらけだ。純粋な尊敬の念ももちろん抱いている。
しかしまぁここで終われたらこんな記事書いてないわけで。
不幸なことに、私も絵を描くタイプのオタクなのだ。
しかも評価されるほど上手くはなく、かと言って「好きでやってるから別にいいや!」と思えるわけでもなかったタイプの。
かなしいかな、「友人のことは好きだし賞賛されているのは嬉しいがどうしても心臓が締め付けられる」みたいな悲劇のヒロイン面を晒してしまう。流石に鍵垢でだけだが。
勿論絵描き歴だったり実力だったり絵をあげる頻度だったりコミュニティの広さだったり、そういうものはある。
そこはおそらくケチをつけたところでどうにもならない。だって私は事実下手だから。評価されたいくせに誰かの目に止まるものを作れない自分の落ち度だ。
しかしまぁ、そこで諦めることも出来ないので友人の絵を馬鹿みたいに何度も見て結構色々考えることはある。
自分の絵のどこが悪いのか、何が足りないのか。
純粋な画力はすぐに育つものでは無いから一度横に置いておいて。
描きたいものの主題、背景、線の細さ、服のシワの付け方と塗り、光の入れ方、人体のパース、色の組み合わせ、書き上がったあとの画像加工、つけているタグやツイート文、ジャンルetc……
ここで自分の絵を見てみよう。


どれも足りとらんやないかい!!!!!!!!!(絶叫)(断末魔)



結果的にいつもこうなる。
足りていないならひとつずつ学んでいけばいいじゃないかとは思うが、どうしても気が急いてしまう。
絵とデザインとマンガはそれぞれ全て別物でありうんぬんかんぬん、とは言うが、結局私にはどれもできない。
だって基礎となる画力がそもそも低いから。
劣等感、すごい。どこまででも胃痛がする。
それでも一度それらを抑えて「今回は上手く描けた!!見て!!」としたとしよう。
伸びない。
まぁ稚拙だからな……と思いながらツイートアクティビティを覗く。
思ったより見られとるが……??????となり、さらに自爆。
馬鹿野郎丸出しである。
どこまで行っても自分の体力を自分で削るしかできていない。そんな自爆してる暇があったら絵を描けばいいのに。
これが仮に遠い、いわゆる一般的な「神絵師」の作品なら何も思わなかっただろう。
へぇすごいなぁ、やっぱ生きる世界違うんだなぁ、インク飲んでペンタブ食えばこんなんかけるんか?で終われた。
でも、リア友なのだ。
だからこそ醜い感情は加速するし、だからこそそんな感情を持っている自分が酷く嫌いになる。
だって友人のことは本当に大好きなのだ。なんなら私の作ったものを褒めてくれるような人なのだ。自分が勧めたものを「見た!すごかった!」と言って、あまつさえそれに関する絵を描いてくれるようないい人なのだ。嫌えるわけがない。むしろ良いものを見せてくれたことに対して対価を払わせてほしいくらいで。
でもそうやって友人に対して純粋に尊敬だとか好意だとかを抱いている裏で、「私は何をしているんだろう」と思ってしまう。
同じものを題材にして描いたはずなのに圧倒的に違ういいねの数。
向こうはタグを使っていなくてこちらはタグをつけているのに明らかに向こうの方が見られている。
自分の好きで描いているけれど上達しないし評価もされない自分と、絵はあまり好きではないと自分で言っているのに1時間にも満たない時間で描いた落書きが軽々と500いいねを超える友人。
心の健康ガッタガタである。
自分の中でダブルバインドが起こること以上にしんどいものはない。過言だけど。
こんないい人に嫉妬するなんて。
自分より圧倒的に上にいる人にこんなに醜い感情を抱くなんて。
この上なく不毛だ。私はそもそもその人と比べられる場所にすらいないのに。


インターネットとは残酷な場所だ。
いくら何かを作り出しても、数字でわかる評価がなければそもそも誰かの目に入る機会すらぐんと減る。
検索上位に出てくるような「バズった」もの、素晴らしいものに人は集まる。そりゃそうだ、わざわざ駄作を見に行きたい人なんて少数に決まっている。
自分で言っていて悲しくなってきたが、続ける。
私は、何かを残したかった。
自分の作ったもので、誰かの感受性に少しでも触れたかった。
自分が作ったものや自分の思考のアウトプットで、誰かに認められたかった。褒められたかった。
でも、それは叶わない話だ。
苦しいな、とは思うけれどそれが現実。絵は一向にうまくならないし、ほかの創作だって誰の印象にも残らないものばかり。
美しいものは頭に残る。醜いものも頭に残る。
でも、私に作れるものは、そのどちらにも属さない。
溜息しか出ない話だ。
こんな考え方がメンヘラたる所以である。
同じような地獄にいる人、是非とも固めの握手(オンライン)を交わしたいのでいたら出てきて欲しいとまで思っている。コミュ障なのに。
落とし所をまた見失った。

人生エラー

カフェイン依存系鍵垢在住底辺字書きの墓場

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